鉛直磁気探査ボーリング

鉛直磁気探査ボーリング概要

 当方は、第2次世界大戦時に悲惨な地上戦が行われた沖縄において、県内全域に今だ埋没されている、不発弾を発見・除去を行っている磁気探査事業者様のサポート業務を行っております。磁気探査業務においては、水平磁気探査をはじめ、鉛直磁気探査や海上探査、潜水探査、確認探査等の探査方法があります。その探査方法の中でも、埋没深度が深い不発弾を発見するために行う鉛直磁気探査業務におけるボーリングを請け負っております。

鉛直磁気探査ボーリングとは...

1.測量による探査孔位置出し作業

 磁気探査事業者が、磁気探査孔配置計画に基づき、測量機器等を用いて探査孔(ボーリング孔)の位置と標高を求め、削孔ポイントをマーキングしていきます。

2.削孔作業

 ボーリングマシンを用いて、マーキングされた削孔ポイントをステンレスケーシング(非磁気性のステンレス製ガイドパイプ)で削孔し、そのパイプに磁気傾度傾を挿入して探査孔直下の安全確認を行います。安全確認作業は、削孔~探査(0.3m~1.0m毎)を繰り返し、計画深度まで掘り下げていきます。

この作業工程が当方の役割となっております。

3.鉛直磁気探査作業

計画深度まで削孔が完了した後は、再度ステンケーシングを通し、削孔口から孔底まで出来るだけ一定の速度で連続的に磁気傾度傾で探査を行っていきます。探査員は、記録測定員へ定められた深度毎(0.25m~1m)に合図を送ります。

4.記録測定作業

記録測定員は、探査員の合図で記録紙上にマークを入れ、連続的に磁気記録の測定を行っていきます。その際に、記録紙に探査位置・探査深度等の記入も行っていきます。

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